対人稽古
沖縄拳法に伝わる鍛錬法をご紹介したいと思います。
立ち稽古、移動稽古、型稽古と、ご紹介してまいりましたが次は対人での稽古になります。
代表的な鍛錬法が押し合いです。
押し合い
押し合いとは相手と向かい合い片手で互いの重心を崩す限界値を探る稽古と捉えていただくと
わかりやすいかと思います。
見た目は太極拳の推手や空手のカキエなどに似ています。
この押し合いでは人が崩れる場所を知り重心の捉え方や崩し方、または揃え方までも学べる
素晴らしい鍛錬法です。
押し合いを見ればその人の修錬度が分かると言われるほど大切な鍛錬法になります。
山城先生が詳しく解説しております。
ぜひご覧ください。
柔らかい押し合い
柔らかい押し合いとは上記の押し合いとは真逆で皮膚と皮膚がほんの少しだけ触れている状態で
お互いに前後に動きながら触れた手は円を描く様に触れ続けます。
こちらは人の皮膚感覚を知り、触れ続ける事の意味を学びます。
また、お互いの間合い(距離感)をも養って行きます。
ボクシングなどで言う当て感の様な感覚的な部分も鍛えられます。
上記の動画の後半に出てきます。
感覚を磨く
沖縄拳法ではこの様に人の持っている感覚や反応、反射、などを研究してきた先人の叡智が稽古に
活かされており運動能力ばかりに注力する事とはことなる稽古法が確立されています。
本来、人が持っている能力を伸ばして行きます。
次回は鍛錬法(背中の鍛え)を記事に致します。
ではまた。
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