古くから沖縄に伝わる武術「手(てぃ)」を、泊手の達人、武士国吉と呼ばれた国吉真吉先生が研究し磨き上げ、 その技術と思想を継承した中村茂先生が名護市東江に「沖縄拳法空手道修練所」を設立し、様々な想いのもと、世に広めようとした空手です。
沖縄拳法空手道 沖拳会 公式サイト https://okinawa-ke
沖縄拳法との出会いは空手専門誌 jkfan https://www.jkfan.jp/jp/の連載を読んでからでした。
競技空手の難しさと年齢の壁に悩んでいた時期でした。
その内容は自分にとってドンピシャにハマる内容でした。
体力的、年齢的にも衰えてきた頃でしたから尚更でした。
フィジカルだけでなく空手本来の稽古を行えば答えが見えて来ると。
空手の本質は型にあり。
型について
型の稽古による空手の所作や技の理解を深めて行きます。
それが出来ると、まず体幹力が飛躍的に上がります。
ブレない身体になると言いますか。
少々押されても全く動じない強さがそなわって来ます。
ナイハンチ初段
沖縄拳法にて最初に教わる型になります。
他の空手団体などでは最初に平安(ピンアン、ヘイアン)を教わりますが
沖縄拳法ではピンアンはあとで教わります。
何故、順番が逆なのか?
沖縄拳法では重心の移動を重んじて稽古を行うため、重さをまとめて動くと言う動きをまず身に付けないといけません。
ピンアンは動きが大きくスピードもあるため、身体がまとまってないうちに行うと中々上手く身に付きにくい為、沖縄拳法ではまずはナイハンチから覚えて行きます。
スピードよりも重さをいかに伝えるか?を重視している為、型の順番も変わって来ます。
ナイハンチ初段動画
セイサン
次いで大切な型がセイサン です。
ナイハンチで身体をまとめる事が出来てきたら、そのまとまった身体を自由に動かして行く型になります。
そして、セイサンとナイハンチは二つで一つの型と師より伝えられております。
見た目や立ち方まで違うのですが実は共通しているところがあります。
特に立ち方です。
ナイハンチは肩幅ほどに開いた足を並行に指先を揃えます。
一方セイサンは足幅を自分の腰幅にして立ちます。
何故か?
答えは椅子です。
椅子は座面から足が真っ直ぐに立っています。
もし足が座面よりも開いていたら?
座面に座った時に重さを支え切れず椅子の足は壊れてしまいます。
人も同じで、骨盤が座面と想定しますと足は真っ直ぐに立つべきです。
骨盤から足が真っ直ぐだと、足を楽に動かせます。
無理な負荷が掛からないからです。
この立ち方によりセイサンはあらゆる方向に自由に動ける様になります。
ナイナンチで身体をまとめ、セイサンで自由に重心を動かして行く。
よって上記で述べた様にナイハンチとセイサンの型は二つで一つの型として稽古して行きます。
セイサン動画
まずはナイハンチとセイサンをシッカリと稽古しましょう。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
YouTube
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沖縄拳法の型稽古はまず身体を『まとめる』事に重きをおいています。
身体をシッカリとまとめて動かせる様にするためです。
その後、様々な動きや技の鍛錬に入って行きます。