今回は沖縄拳法に伝わる移動稽古法をご紹介致します。
その中でも最初に教わる型、ナイハンチ初段の移動を行う為の稽古になります。
ナイハンチ移動稽古について
- 結び立ち
- 閉足立ち
- 足の交差
- 軸足の入れ替え
- ナイハンチ立ち
- 目線
- 手の位置
結び立ち
きおつけの姿勢で両足のカカトを付けた状態でつま先を45°に開きます。
閉足立ち
両足を閉じて真っ直ぐに立ちます。
足の交差
この時、足の重心は右足にあります。
軸足の入れ替え
軸足の入れ替えが移動稽古の中で難しいところです。
上記の写真のように左足が右足の真横に来るように足を運び、そのあと左足に重心を移して行きますがココでポイントがあります。
左足のカカトが浮いている為カカトをつけないといけません。
そうするためには軸足である右足のスネで左足の(ふくらはぎ)を斜めに押し出して行きます。
そうすると、左足のカカトが床に着いて重心を左足に乗せ替える事が出来ます。
ナイハンチ立ち
足の入れ替えが出来るとこのようにナイハンチ立ちになります。
目線
目線は常に一定の位置を見続けます。
つまり進行方向をシッカリ見てブレないこと。
重心は目線により崩れたり、引っ張られたりします、ですので目線は行く方向を見る。
下を見たりすると、姿勢も崩れるので気をつけましょう。
手の位置
移動稽古における手の位置は帯に親指をかけてあとは軽く握る形を作ります。
肩の力は抜きリラックスした状態で良いです。
ナイハンチの移動は全身を一つのボールと見立て、ボーリングのボールが転がるように
跳ねることなくシッカリと転がっていくさまに似ています。
沖縄拳法では重さを伝える方法として重心の移動を核とし、まずはこの移動稽古から重心の移動を
学んで行きます。
重心移動を身に付けてくると自分自身の重さをコントロール出来るようになってきます。
力に力で対抗すると力がある方が勝ちますが、重心のコントロールを理解してくると力で勝てない相手に対抗できるようになります。
ワクワクしてきますね!
この移動稽古の後に型稽古に入って行きます。
移動稽古の様子はまた改めてアップして行きます。
お楽しみに。
またね!
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