立ち方
立ち方については前回に記事セイサン立ち方にて解説しておりますので
そちらを参考にみてください。
セイサン立ち
運足(うんそく)
セイサンの立ち方が出来たらいよいよ移動稽古に入って行きます。
ナイハンチで身体を作りその身体を自由に動かして行くのがセイサンの型への道となります。
まずはその第一歩。
移動稽古、まとめ上げた身体を崩さないように移動を行う。
運足(うんそく)
足をどう運ぶか、セイサンでは後ろ足を半円を描くように前足に寄せていき進行方向に出して
行きます。
この時に構えも左右が入れ替わります。
運足の注意点
- 前足をまず開く
- 鳩尾から引っ張られるように前に重心移動
- 前膝に重心が掛かる様に
- 後ろ足は床をけらない
- 目線は常に同じ位置に
移動からの転身
転身とは方向転換。
前向きから瞬時に後ろに向きを変える時に使います。
沖縄拳法のセイサンでは前足を起点として転身を行います。
金魚が方向をクルッと変えるように瞬時に転身をします。
動画がありませんでしたのでまた撮影してアップ致します。
突き移動稽古
移動稽古にも様々なバリエーションがありますので紹介して参ります。
まずは突き移動稽古。
読んで字のごとくセイサン突きを行いながら移動をします。
この先に控えるセイサンの型に繋げて行く為でもあります。
蹴り移動稽古
次いで蹴りでの移動稽古です。
沖縄拳法ではカカトで打ち抜く蹴り方をセイサンで学びます。
型の中にも出て来ますのでよく稽古しましょう。
横蹴りに関しても沖縄拳法ではカカトで蹴ります。
カカトは足の骨の中で一番太い部位でもあり体重を支え続けている強い骨でもあるからです。
そこに重さを乗せて行くことができれば蹴りは当然重くなります。
重さを乗せる、強烈な突きに繋がるキーワードです。
打撃系の競技をされている方なら知っておいて損はないと確信しております。
意識をより高める移動稽古
- 帯押さえ移動稽古
- 胸押さえ移動稽古
- 棒を使っての移動稽古
帯押さえ移動稽古
対人で相手にコチラの帯を持って押さえてもらいそのまま押さえられた状態から移動稽古を行います。
この時後ろ足で蹴って前に移動しようとすると、相手と力がぶつかり合い前に行く事は出来ません。
ですので運足(うんそく)でも書いています様に前足から重心移動を行います。
そのことを正しく行える様にする為の稽古になります。
胸押さえ移動稽古
この稽古は上半身の姿勢の意識、胸の張り、胸からカカトまで正しく繋がっているか?
帯押さえが下半身なら胸押さえは上半身の意識を整えるものと捉えていただくと良いかと思います。
最後に沖縄拳法の鍛錬道具でもある六尺棒を使っての移動稽古です。
これも対人稽古で二人で棒の端を持ち、自身の帯の結び目に当てて固定しお互いにセイサンで押し合います。
この時も後ろ足で蹴って押し込まない様に注意してください。

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