捕手稽古
捕手とは世間一般に言う所の護身術と考えていただくと理解し易いかと思います。
沖縄拳法では立ち方、型、鍛錬、捕手、投げ、組手、武器と稽古法は多岐に渡りますがその中で
今回は捕手をご紹介して参ります。
基本的な考え方として相手が何か武器を所持している事を前提として稽古を行います。
まずは長い棒を相手に身体の使い方を学んで行きましょう。
六尺棒と素手
攻撃してくる相手は六尺棒を持ち、受け手を突きます。
受け手はそれを抜くと同時に崩しを掛けて相手との間合いを一気に詰めていきます。
この稽古はまずお互いに接触した状態から始めます慣れてくると離れていても、組手の中でも
その要素を使う事が可能になってきます。
動画を撮影しましたのでご覧ください。
身体操作
この捕手稽古の中での意識すべき点。
- 相手との圧力
- 身体の纏め
- 初動
- 両手の意味
- 意識の捉え
身体操作解説
- 相手と向き合った時の圧力(プレッシャー)人は適度に圧を掛けると圧を返してきます。押せば押し返す。自然な動きとして現れますのでその作用を利用します。
- 沖縄拳法の立ち稽古、型稽古で養われた身体を一つに纏めるが出来ていれば身体を面として捉えて動かしていく事が可能になります。
- 初動のコツとしては相手の起こりを的確に捉える動きとしてはナイハンチの運足で相手に入っていきます。引くと突かれますので注意してください。
- パーにした手は身体を面として動かすために両肩に揃える事でより面として動きやすくするためです。
- 意識を捉えると聞くと非常に難しくと思われますが、初めは相手の身体のアウトラインの崩れに注意してみて行きます。稽古を重ねて行くうちに起こりを捉えられるようになり更には初動の意識まで捉えられるようになってきます。
この稽古で得られる気付き。
あらゆる場面でのプレッシャーのかけ方を学べます。
相手とのバランスと橋の掛け方を繊細に感じ取れます。
型稽古で積み上げてきた身体の纏めと動かし方。
最終的に投げや、組手に繋げて行けると言う事を感じて頂けると自負しております。
立ち方、型、鍛錬、
基礎をシッカリ学ぶことで次のステージへと上がって行きます。
次回は鍛錬6を予定しております。
本日はこれまで、ありがとうございました。
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